令和2年1・2月号 相続税申告書を提出する人はどのくらいいる?
昨年の令和元年12月に、国税庁から「平成30年分 相続税の申告事績の概要」が発表されました。
平成30年分における被相続人数(お亡くなりになった方の人数)は1,362,470人であり、そのうち相続税の申告書の提出に係る被相続人の人数は116,341人でした。全体の約8.5%の方が相続税申告を提出されています。
平成27年に相続税の基礎控除が改正されましたが、改正前の平成26年分における被相続人数は約127万人、そのうち相続税の課税対象となった被相続人数は約5万6千人であり、全体の約4.4%の方が相続税申告を提出されています。これらの状況からみると平成27年の相続税の基礎控除の改正が大きな影響を与えたことがみてとれます。
相続税の計算は複雑です。ご不安な方は専門家に一度ご相談されることをお勧めいたします。