ニュースレター令和4年5・6月号
相続・贈与に係るさまざまな期限
小説や漫画の原稿に締め切りがあるように、相続や贈与にかかわる手続き等にも期限があります。
期限が過ぎると不利になる場合や権利行使ができなくなる場合もあります。
期限には注意して手続きを進めましょう。
◎相続税の申告 相続開始の日の翌日から10ヶ月
◎贈与税の申告 贈与を受けた年の翌年3月15日
◎所得税凖確定申告 相続の開始を知った日の翌日から4ヶ月
◎相続放棄 相続があったことを知った時から3ヶ月
◎遺留分侵害額請求 相続があったことを知った時から1年
◎遺産分割請求権 期限なし
◎相続回復請求権 相続権を侵害されたことを知った時から5年
◎相続登記 現在は期限なし
2024年4月1日より「不動産取得を知った日から3年以内」
◎預金債権 お金を預けた日から5年
※相続税と贈与税の時効 相続税は法定申告期限から原則5年、贈与税は法定申告期限から原則6年とされています
上記は基本的な期限です。条件により変わる場合があります。
また申告手続きや登記手続きに使う書類の中には「発行から3ヶ月」など期限が定められているものもあります。
相続に係る手続きや期限は複雑です。ご不安な方は、専門家にご相談ください。